こんにちは、ネフェルのふじわらです。
インドの話しばっかりして、ふじわらは遊んでばっかりか。。。とか思われないように(笑)
(それにしても、お客様からナンでインド・・・? ってよく聞かれますが)
本職のこと、美容についてがメインのブログなので
ちゃんとしたことを書きます
今回は、カットについてです。
カラーで色でイメージを変えたり、パーマで質感や雰囲気を変えていくのも もちろん好きなんですが
やっぱりカットが一番好き
世の中、カットが上手な人はたくさんいらっしゃいますが
カットは自分でもしっくりくるような感じ、イメージしたカタチを創っていくのが
好きなんだと思います
ハサミを使って、スタイルをつくっていくのは楽しいんです
そこで、わたくしがどうゆうことを考えてカットしているのかを少し説明していきます。
カットする前に
まずは、素材についてのこと
☆ 髪(これがなくてはスタイルがつくれません)
つまり髪質。
太い、細い、ハリがある・ない、直毛や様々なくせ毛など・・・
お客さまによって さまざまな髪質があります。
☆次に、頭(頭蓋骨の上に髪が乗っかってますからね)
この骨格が表面からは見えないけれど影響力が大きいんです。
☆ 最後に、毛流れ(毛流 、髪の生え方、髪の生えている向き)
基本的には、この3つが大切です。
外的な要因は湿度などが影響受けます。
今回は、骨格について語りたい
単に頭って言っても カタチがいろいろ
キレイに整っている人なんてなかなかいません。
そこを綺麗なシルエットにしたり、小顔にみえるようにしたり
お客さまを素敵に変えていくのが
カットの腕の見せどころ
まず、あたま ってこんな感じ
普通の人は、意識してないと思いますが
アタマは、丸いです。 (美容師にとっては、当たり前かぁ)
つまり、曲線パーツの組み合わせで出来ています。
特に、日本人の骨格はハチ(横の広がり)で、ゼッペキの二重苦の人が多いです。
西洋人は後頭部が張り出していて、横から見たときにカッコイイ✨
正面からみても、スッキリとして頭が小さい(うらやましい)
このガラスヘッドには、センターライン(正中線)
耳後ろから頭頂部を通って反対の耳までの イヤートゥイヤー ライン
そして、あご下から耳上 ゴールデンポイントを通るライン
などなど、さまざまな基準があります。
(カットを始めたくらいの若かりし頃のふじわらはせっせと創ってみたんです
ホントはもっとたくさんのラインを蛍光テープで貼ってました)
カットの練習に入り始め、師匠に言われました
『アタマのカタチが理解できたらカットが出来るようになる』 って
マネして創ってみたのが、このガラスヘッド(もう売ってないみたいですね)
そして、坊主ウイッグくん (これは30歳になってから作った気がする)
☟
生え際にかけて、ポイントがあります。
センター・こめかみ・サイドポイント・もみあげ など
前髪をカットする時や顔周りに段差(グラデーションやレイヤー)をカットする時の
目安や基準にしています。
こちらは、サイド。
こんなにキレイな頭を持った人はなかなかいませんが
あくまでも基準・基本のカタチ。
サイドもポイントの基準があります。
耳まえ・耳後ろ(1~2センチくらいの幅)・もみ上げ・えりあしの三つ襟
ヘアースタイルによって使い分けます。
バックサイドも
そして、後ろ姿
センターラインに沿って
・頭の頂点 トップポイント
・後頭部の丸みの基準 ゴールデンポイント
・後ろの一番出っ張っているところ バックポイント
・首の付け根のくぼみ 盆のくぼ
そして、横水平やななめのラインは、アタマを横割りに考えたときのブロックライン。
逆サイドから見ても、アタマの丸みがよくわかります。
そんなポイントやブロックを組み合わせてカットしています
髪が自然に落ちる位置を考えて
コームで髪を真っすぐに下ろしたり
ななめに引き出したり、
水平や真上に引き出したりしてカットしています。
最終的な仕上がりのスタイルをイメージして
アタマのカタチを考えながら、カットしています。
そうやってつくってみた
ボブ
ボブを切るのが一番好きかも
美容師は
まずは、カットありきだと思います。
今日もいいスタイルが切れるようにがんばろ~
骨格編
おしまい